【私の体験】薬剤師から企業(メディカルコピーライター)への転職活動

転職活動

私は4年間調剤併設ドラッグストアで勤めたのち、メディカルコピーライターとして医療広告代理店に転職を果たしました。

この記事では、漠然と企業へ転職したいな〜と考えて転職活動を始めた私の体験を使用した転職エージェントの感想も交えながらお話ししたいと思います。

今何と無く薬剤師辞めたいなと考えている人や企業への転職活動を始めてみたけど挫折してしまった人の参考になると嬉しいです。

1社目の転職エージェント(悪口になってしまうのでここだけは名前を伏せます)

薬剤師を辞めても医療に少しでも関わりのある職で、今までのキャリアが活かせるような転職をと考えていた私は薬剤師専門の転職エージェントへ登録しました。

たまたま転職サイトで見つけた求人(確か薬歴システムを作っている会社の薬剤師募集)が大変に好条件だったのもあり、他にはどんな職で薬剤師の需要があるのかとワクワクしていました。

しかし、1社目の転職エージェントで「その薬歴システムの会社の求人募集は既に終了している。あの求人は非常にレアで人気も高く競争率もすごかった。今後同じような求人が出る可能性は低いし、出たとしても採用される確率はさらに低い。青い鳥をみんなで追いかけているようなものだ。」と厳しいことを言われてしまいます。

そして「別の薬局へ転職してはどうか。」と何件か薬局の求人を案内された後、「企業への転職をそれでも希望する場合は年収が400万程度まで下がることを覚悟してからまた面談を申し込んでほしい」と言われ面談は終了しました。当時の私の年収は590万。500万を下回る年収での転職は考えていませんでした。

その体験で一度心が折れかけたものの、もう2社ほど転職エージェントの面談を受けてみることにしました。

2社目の転職エージェント:ファルマスタッフ

2社目は1件目登録したところよりも少し規模の小さい薬剤師専門の転職エージェントでファルマスタッフというエージェント。面談で企業への転職を考えていると伝えると、すぐさま「企業担当のものに繋ぎますのでもう一度面談できますか?」と言っていただけました。ドキドキしながら次の面談を待つと、求人を6件ほど紹介してくださいました。学術担当、化学品の品質管理担当、医薬品原料の薬事申請やマーケティング担当、体外用診断薬のECサイト販売、薬剤師向けe-learningの動画編集、保険会社での病気の相談応需など職種もさまざまなものを提案してくださいました。とても親切で、しっかり面談もしてくださり、転職活動のサポートも手厚い転職エージェントです。

薬剤師転職であれば私のイチオシ転職エージェントはこちらの会社さんです。

しかし、この時紹介してくださった6件の求人のうち年収500万を超える可能性があるものは2件だけ。やっぱり年収を下げずに企業転職は難しいんだな、と思いました。

しかし、担当してくださった担当さんが「薬剤師転職しか取り扱いがないので、正直大手さんほどは企業の求人がなく、すみません。新しい求人が入りましたらまた連絡します。」と言ってくださったのです。

「あれ?最初に登録した大手転職エージェントさんは求人全く紹介してくれなかったけど、他の大手ならこれ以上に紹介してくれる可能性がある?」と希望を抱いた私は3社目の面談を受けることにしました。

3社目の転職エージェント:マイナビ薬剤師

3社目に私が登録したのがマイナビ薬剤師。ここもすぐに企業担当の方に代わってくださいました。ここで紹介された求人の件数は35件!一体最初の大手はなんだったんだと思ってしまいました。もちろん興味のあるもの、ないもの、年収の高いもの、低いものと色々ありますがそれでも35件。

もちろん、相手によって、あるいは時期によって求人の数は前後するかと思うので参考程度にお願いします。また、最初の転職エージェントでは求人を紹介してもらえず、転職自体を迷っていると相談したために多めに求人を紹介してくださったのでは、と思います。

送っていただいた求人票については、「ここの会社は年収も高く、ストックオプションもあるため年収面ではここが圧倒的におすすめ」「ここは年収が低く見えるが、未経験のメディカルライター(薬事申請のライティング担当)募集はとてもレアで、かつ経験者の場合の採用年収が跳ね上がるので数年後また転職するあるいは社内で数年後に給与交渉ことも視野に入れて経験を積むのもおすすめ」など求人票から読み取れない情報もたくさん教えてくださいました。

薬剤師から企業への転職でぜひおすすめしたい転職エージェントさんです。

3件薬剤師向け転職エージェントと面談し、保有している求人の内容にかなり差があることがわかったため、マイナビ薬剤師さんで紹介されて応募したいと思ったところに数件応募した上で、4件目の転職エージェントに登録することにしました。

普通の転職であればここまで多くのエージェントに登録する必要はないのでしょうが、薬剤師からの企業転職というレア求人を探す転職では少しでも多くの求人を見て、どこに自分の需要があるか考えたいと思ったのです。

4社目の転職エージェント:リクルートエージェント

4件目登録したのは薬剤師専門転職エージェントではなく一般の大手転職エージェントである、リクルートエージェントです。こちらも医薬品原料商社、医療テック系の企業などさまざま紹介してくださいました。またリクルートエージェントは登録すると、登録者用の求人検索システムが使えるようになるので、自分で求人を探せるようになるのです。大手の圧倒的求人数、未公開の求人を自分で検索かけて探せるというところで「たくさん求人をみたい」と思っていた私には本当にありがたいシステムでした。

私は英語が得意だったため、「薬剤師 英語」と検索すると、応募要件に「薬剤師免許保有者は尚可」などのような文言が書いてある求人がどんどんヒットするのです。

リクルートエージェントさんからもかなりの数の応募をしたと思います。

5社目の転職エージェント:JACリクルートメント

そして最後5社目に登録したのがJACリクルートメント。ここも一般の転職エージェントさんです。JACリクルートメントさんの特徴は企業側と転職者側の両方を同じ方が担当している点。そして担当さん1人1人が特定の業界を担当しているのです。

私のような転職したい業界が決まっていない求職者には面談で医療テック専門の担当者、試薬企業の担当、メディカルコピーライターの担当などなどそれぞれの業界の担当者さんが保有する求人の説明をしてくれます。

そしてそれぞれの担当さんが業界専任、企業も担当しているだけあって業界についてものすごく詳しいです。

紹介してくださる求人数は私の場合各業界から5件程度でした。

おすすめの転職エージェント利用方法

最初の1件以外の転職エージェント(名前は伏せます)以外の4社はどこも丁寧で、親身になって会う求人を探してくださり、登録して本当に良かったと思っている転職エージェントです。

私がもし当時の自分に向けてアドバイスできるとしたら、最初はJACリクルートメントに登録するのが良いと伝えると思います。

業界に詳しい人の話を聞いて、どの業界に絞って転職活動をするか最初に考えるとその後の転職活動がスムーズに進みます。

サポートも手厚いJACリクルートメントで転職活動を進めつつ、他に求人がないか検索をかけたり、自分が思ってもみなかった求人がないかリクルートエージェントの検索機能も使いたいところです。実際私はこの2社から多く応募をしました。

またリクルートエージェントで検索して見つけた求人で興味のある業界やポジションが見つかった場合は例えば「他のエージェントさんで化粧品会社の品質管理のポジションの求人に薬剤師還元の文言があり、興味を持ったのですが、こちらにも似たような求人はありませんか?」と他のエージェントに問い合わせてみるのも良いでしょう。

同時に薬剤師専門のエージェントにも複数登録するようにすることをお勧めします。実際、私の転職が決まったのは、マイナビ薬剤師経由でした。薬剤師専門エージェントは求人数が少ない代わりに薬剤師の資格を必要としていたり、一般企業でも薬剤師手当があるようなところの求人を保有しています。よって、少ない求人の中から自分に合うものがあればそこの条件が一番良い可能性が高いです。

マイナビ薬剤師以外にもファルマスタッフ、リクナビ薬剤師、薬キャリエージェントなど薬剤師専門の転職エージェントはいくつか登録するのがおすすめです。

ただしたくさん登録しすぎると、どこからどの企業に応募しているのか、どことどんな話をしたのか、わからなくなってしまう危険もあるので余裕のある範囲でやり取りするようにしましょう。

転職エージェントは複数登録しても問題ないのか?

転職エージェントは複数登録するのがそもそも一般的です。

薬剤師から企業への転職活動

薬剤師を辞めても医療に少しでも関わりのある職で、今までのキャリアが活かせるような転職をと考えていた私は薬剤師専門の転職エージェントへ登録しました。

たまたま転職サイトで見つけた求人(確か薬歴システムを作っている会社の薬剤師募集)が大変に好条件だったのもあり、他にはどんな職で薬剤師の需要があるのかとワクワクしていました。

しかし、1社目の転職エージェントで「その薬歴システムの会社の求人募集は既に終了している。あの求人は非常にレアで人気も高く競争率もすごかった。今後同じような求人が出る可能性は低いし、出たとしても採用される確率はさらに低い。青い鳥をみんなで追いかけているようなものだ。」と厳しいことを言われてしまいます。

そして「別の薬局へ転職してはどうか。」と何件か薬局の求人を案内された後、「企業への転職をそれでも希望する場合は年収が400万程度まで下がることを覚悟してからまた面談を申し込んでほしい」と言われ面談は終了しました。当時の私の年収は590万。500万を下回る年収での転職は考えていませんでした。

その体験で一度心が折れかけたものの、もう2社ほど転職エージェントの面談を受けてみることにしました。

2社目は1件目登録したところよりも少し規模の小さい薬剤師専門の転職エージェントでファルマスタッフというエージェントさん。面談で企業への転職を考えていると伝えると、すぐさま「企業担当のものに繋ぎますのでもう一度面談できますか?」と言っていただけました。ドキドキしながら次の面談を待つと、求人を6件ほど紹介してくださいました。学術担当、化学品の品質管理担当、医薬品原料の薬事申請やマーケティング担当、体外用診断薬のECサイト販売、薬剤師向けe-learningの動画編集、保険会社での病気の相談応需など職種もさまざまなものを提案してくださいました。とても親切で、しっかり面談もしてくださり、転職活動のサポートも手厚い転職エージェントさんです。

薬剤師転職であれば私のイチオシ転職エージェントはこちらの会社さんです。

しかし、この時紹介してくださった6件の求人のうち年収500万を超える可能性があるものは2件だけ。やっぱり年収を下げずに企業転職は難しいんだな、と思いました。

しかし、担当してくださった担当さんが「薬剤師転職しか取り扱いがないので、正直大手さんほどは企業の求人がなく、すみません。新しい求人が入りましたらまた連絡します。」と言ってくださったのです。

「あれ?最初に登録した大手転職エージェントさんは求人全く紹介してくれなかったけど、他の大手ならこれ以上に紹介してくれる可能性がある?」と希望を抱いた私は3社目の面談を受けることにしました。

3社目に私が登録したのがマイナビ薬剤師さん。ここもすぐに企業担当の方に代わってくださいました。ここで紹介された求人の件数は35件!一体最初の大手はなんだったんだと思ってしまいました。もちろん興味のあるもの、ないもの、年収の高いもの、低いものと色々ありますがそれでも35件。

もちろん、相手によって、あるいは時期によって求人の数は前後するかと思うので参考程度にお願いします。また、最初の転職エージェントでは求人を紹介してもらえず、転職自体を迷っていると相談したために多めに求人を紹介してくださったのでは、と思います。

送っていただいた求人票については、「ここの会社は年収も高く、ストックオプションもあるため年収面ではここが圧倒的におすすめ」「ここは年収が低く見えるが、未経験のメディカルライター(薬事申請のライティング担当)募集はとてもレアで、かつ経験者の場合の採用年収が跳ね上がるので数年後また転職するあるいは社内で数年後に給与交渉ことも視野に入れて経験を積むのもおすすめ」など求人票から読み取れない情報もたくさん教えてくださいました。

薬剤師から企業への転職でぜひおすすめしたい転職エージェントさんです。

3件薬剤師向け転職エージェントと面談し、保有している求人の内容にかなり差があることがわかったため、マイナビ薬剤師さんで紹介されて応募したいと思ったところに数件応募した上で、4件目の転職エージェントに登録することにしました。

普通の転職であればここまで多くのエージェントに登録する必要はないのでしょうが、薬剤師からの企業転職というレア求人を探す転職では少しでも多くの求人を見て、どこに自分の需要があるか考えたいと思ったのです。

4件目登録したのは薬剤師専門転職エージェントではなく一般の大手転職エージェントである、リクルートエージェントです。こちらも医薬品原料商社、医療テック系の企業などさまざま紹介してくださいました。またリクルートエージェントは登録すると、登録者用の求人検索システムが使えるようになるので、自分で求人を探せるようになるのです。大手の圧倒的求人数、未公開の求人を自分で検索かけて探せるというところで「たくさん求人をみたい」と思っていた私には本当にありがたいシステムでした。

私は英語が得意だったため、「薬剤師 英語」と検索すると、応募要件に「薬剤師免許保有者は尚可」などのような文言が書いてある求人がどんどんヒットするのです。

リクルートエージェントさんからもかなりの数の応募をしたと思います。

そして最後5社目に登録したのがJACリクルートメントさん。ここも一般の転職エージェントさんです。JACリクルートメントさんの特徴は企業側と転職者側の両方を同じ方が担当している点。そして担当さん1人1人が特定の業界を担当しているのです。

私のような転職したい業界が決まっていない求職者には面談で医療テック専門の担当者、試薬企業の担当、メディカルコピーライターの担当などなどそれぞれの業界の担当者さんが保有する求人の説明をしてくれます。

そしてそれぞれの担当さんが業界専任、企業も担当しているだけあって業界についてものすごく詳しいです。

紹介してくださる求人数は私の場合各業界から5件程度でした。

最初の1件以外の転職エージェントさん(名前は伏せます)以外の4社はどこも丁寧で、親身になって会う求人を探してくださり、登録して本当に良かったと思っている転職エージェントです。

私がもし当時の自分に向けてアドバイスできるとしたら、最初はJACリクルートメントに登録するのが良いと伝えると思います。

業界に詳しい人の話を聞いて、どの業界に絞って転職活動をするか最初に考えるとその後の転職活動がスムーズに進みます。

サポートも手厚いJACリクルートメントさんで転職活動を進めつつ、他に求人がないか検索をかけたり、自分が思ってもみなかった求人がないかリクルートエージェントさんの検索機能も使いたいところです。実際私はこの2社から多く応募をしました。

しかし、実際に転職が決まったのは、私の場合マイナビ薬剤師さん経由でした。薬剤師専門エージェントは求人数が少ない代わりに薬剤師の資格を必要としていたり、一般企業でも薬剤師手当があるようなところの求人を保有しています。よって、少ない求人の中から自分に合うものがあればそこの条件が一番良い可能性が高いです。

マイナビ薬剤師さん以外にもファルマスタッフさん、リクナビ薬剤師さん、薬キャリエージェントさんなどいくつか登録しておきましょう。

ただしたくさん登録しすぎると、どこからどの企業に応募しているのか、どことどんな話をしたのか、わからなくなってしまう危険もあるので余裕のある範囲でやり取りするようにしましょう。

特に薬剤師の企業転職の場合は求人自体がそこまで多くありません。興味のある業界に絞って転職活動をするとなるともっと少なくなります。

平均の話にはなってしまいますが、その中から書類が通過するのが30%程度、1次面接に通過するのが30%、2次面接に通過するのが50%と考えると、応募できる企業は多いに越したことはありません。

もちろん全部に一気に応募する必要はありませんが、ただでさえ選択肢が少ないのだから、選択肢を多くする手段があるのならやった方がいい、という意味です。

また、転職エージェントに登録すると、「他はどこに登録されていますか?」とか必ず聞かれます。正直に答えるようにしましょう。

内定が出た企業の中から比較して入社したい、と考えるのは自然なことです。正直に話すことで、同じ時期に内定が出るように選考を進めてもらうことができます。嫌な顔をされることはありません。

転職エージェントを利用することで業界を選ぶところから面談で相談に乗ってもらえます。選考のための書類添削や面接の日程調整などのサポートも無料で受けられます。

ぜひ上手に活用しましょう。

以上、参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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